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「ネズミが出たけれど、業者に頼むと高そう。保健所なら無料で駆除してくれるのでは?」——そう考えて検索された方は多いはずです。結論からお伝えすると、保健所や市役所がネズミを駆除してくれることは、ほとんどありません。そして、無料の窓口を探して時間を使っているあいだにも、ネズミは繁殖を続け、被害と駆除費用はふくらんでいきます。この記事では、施設管理担当として実際に保健所へ相談した経験をもとに、保健所・市役所が無料でしてくれること/してくれないことを整理し、最短で解決するための判断材料をお伝えします。
結論:保健所はネズミ駆除をしてくれない
保健所や市役所は、職員が自宅に来てネズミを捕獲・駆除するサービスを行っていません。理由はシンプルで、ネズミ駆除は「個人の住まいの維持管理」にあたり、行政が税金で個別対応する範囲ではないと位置づけられているためです。
これはハチの巣(自治体によっては撤去対応あり)と混同されやすいポイントです。ネズミの場合、駆除の実働部分はあくまで「自分で対策する」か「民間の駆除業者に依頼する」かの二択になります。
保健所・市役所が無料でしてくれること3つ
駆除そのものは行いませんが、多くの自治体では次のような無料サポートを受けられます。
①電話・窓口での相談とアドバイス
ネズミの種類の見分け方、侵入経路の探し方、市販グッズの使い方など、一般的な対策のアドバイスを無料で受けられます。「何から手をつければいいか分からない」段階の情報収集としては有効です。
なお、東京23区のように「ねずみの相談」窓口を常設し、防除の進め方を案内している自治体もあれば、電話での一般的な案内にとどまる自治体もあります。対応の手厚さには地域差が大きいため、まずはお住まいの自治体のホームページで「ネズミ 相談」と検索してみるのが早道です。
②駆除道具の貸し出し(一部の自治体)
自治体によっては、捕獲カゴや粘着シートなどの駆除道具を貸し出し・配布している場合があります。ただし実施しているのは一部にとどまり、貸し出しがあっても仕掛ける・回収する・処分するのはすべて自分です。
③駆除業者・協会の紹介
「どの業者に頼めばいいか分からない」という相談に対して、日本ペストコントロール協会など、業界団体の連絡先を案内してくれる自治体もあります。紹介はあくまで窓口の案内であり、料金が安くなる・行政が品質を保証するという意味ではない点に注意してください。
助成金・補助金は出る?
個人宅のネズミ駆除に補助金・助成金を出している自治体は、現状ほとんどありません。ハクビシンやアライグマなど別の害獣では補助制度を設けている自治体もあるため混同されがちですが、ネズミは対象外であるケースが大半です。制度は自治体ごとに異なるため、正確な情報はお住まいの自治体に直接確認してください。
実際に保健所へ相談して分かったこと【施設管理の現場から】
私は製造業の施設管理を12年担当しており、施設でネズミが発生した際、まず管轄の保健所に電話で相談したことがあります。教えてもらえたのは、ネズミの習性と一般的な対策、そして業界団体の案内まででした。対応は丁寧でしたが、「駆除の実働は民間業者かご自身で」というのが行政の一貫したスタンスで、結局は複数の駆除業者から見積もりを取って依頼する流れになりました。最初から「保健所=情報収集の窓口」と割り切っていれば、数日早く動けたというのが正直な反省です。
自分で駆除する場合の限界
保健所のアドバイスをもとに、粘着シートや殺鼠剤で自力対策することは可能です。ただし、自力駆除には明確な限界があります。
- 侵入口の封鎖ができないと、捕っても捕っても再発する——屋根裏・壁の中・床下の隙間を素人がすべて見つけるのは困難
- クマネズミは警戒心が強く、市販の罠を学習して回避することがある
- フン・尿の清掃と消毒を怠ると、感染症やダニ被害のリスクが残る
- 対策に時間をかけているあいだに繁殖が進み、被害規模と駆除費用が拡大する
「気配が1〜2匹」「侵入口に心当たりがある」段階なら自力対策の余地はありますが、天井裏の足音が続く・フンが複数箇所で見つかる段階では、専門業者への依頼を検討するタイミングです。
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確実に解決したいなら:業者依頼の費用と選び方
専門業者に依頼した場合の費用は、一戸建てで5万〜15万円程度が目安です。「無料じゃないのか……」と感じるかもしれませんが、業者依頼には自力対策にない3つの価値があります。
- プロの調査で侵入口を特定し、封鎖まで行う——再発の根本対策
- フン・尿の清掃と消毒までセットで対応——感染症リスクの除去
- 再発保証付きなら、万一の再発時も追加費用を抑えられる
費用の詳しい内訳と相場はこちらで解説しています→ ネズミ駆除の費用相場【2026年最新】
業者選びで失敗したくない方は、調査無料・再発保証付きの3社を比較したこちらの記事が参考になります→ ネズミ駆除業者おすすめ3社【2026年】
保健所に相談する前に準備しておくと良いこと
相談の精度を上げるために、電話の前に次の3点をメモしておくことをおすすめします。これは後で駆除業者に見積もりを依頼するときにも、そのまま使える情報です。
- いつ・どこで気配があったか——天井裏の音の時間帯、フンを見つけた場所と数
- 被害の内容——食品のかじり跡、配線・柱のかじり跡、においなど
- 建物の情報——築年数、戸建てかマンションか、心当たりのある隙間の有無
フンの形や大きさが分かると、ネズミの種類(クマネズミ・ドブネズミなど)の見当がつき、もらえるアドバイスが具体的になります。写真を撮っておくと、業者への見積もり依頼でもそのまま活用できます。
よくある質問
Q. 保健所と市役所、どちらに相談すればいい?
どちらでも構いません。自治体によって担当窓口の名前が異なり、「生活衛生課」「環境衛生課」などが担当しているケースが多いです。代表番号に「ネズミの相談がしたい」と伝えれば、担当部署につないでもらえます。
Q. ハチの巣は無料で撤去してくれるのに、ネズミはなぜダメ?
ハチ(特にスズメバチ)は人命にかかわる危険性が高いため、撤去を行政サービスとして実施する自治体があります。一方ネズミは「建物の維持管理の問題」と位置づけられており、駆除は所有者・居住者の責任とされるのが一般的です。
Q. 賃貸住宅の場合、費用は誰が負担する?
建物の構造上の問題(外壁の隙間など)が原因なら大家・管理会社の負担になる場合があります。まず管理会社に連絡し、自己判断で業者を呼ばないことが大切です。詳しくはこちらの記事で解説しています→ マンションのネズミは誰の責任?
Q. 捕まえたネズミの処分も保健所がやってくれる?
原則として処分も自分で行います。多くの自治体では、捕獲したネズミは新聞紙等に包んで可燃ごみとして出すよう案内されますが、分別ルールは地域によって異なるため、相談の際にあわせて確認しておくとスムーズです。
まとめ
- 保健所・市役所はネズミ駆除の実働は行わない——無料なのは相談・アドバイスまで
- 道具の貸し出しや業者紹介は一部の自治体のみ。助成金はほぼ期待できない
- 自力対策は「侵入口の封鎖」ができないと再発しやすい
- 無料の窓口を探す時間が長引くほど、繁殖が進んで駆除費用は高くなる——情報収集は保健所、解決は専門業者と使い分けるのが最短ルート
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